アメコブログ

アメ子botに関する、様々な忘備録です。レポートとか、イラストなど。駄文注意!

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私は、一日に数軒、北米のギーク系サイトを巡回しています。
もちろん、ツイートのネタを収集するためです。
でも、アメコミの最新情報も判りますし、英語の勉強にもなります。
何より、面白いです。
「ああ、外人さんの考えることは、すげえなー」
という感じ。

さて、この手のサイトでは、だいたい年末に「今年のベストアメコミ」を発表します。
日本でも、「このマンガがすごい!」とかやりますからね。
ここらへん、洋の東西を問わない感じです。

で、多くのサイトでベスト1とされていたのが『Saga』誌でした。

SagaTC800W.jpg

ところが、日本ではこの『Saga』という名前を、とんと聞きません。
ブリスターさんでは、それなりに売れているハズなのですが……。
「アメコミnight」でも名前は出ませんでした。

でも、この作品は日本人が読んでも充分におもしろいです。
特に「人外好き」さんにはたまらないハズ。

そこで、私にしては珍しく、二大出版社以外の作品を紹介してみようと思いました。
2012年最高評価のコミックス、『サーガ』のレビューです。

まず、作者さんの紹介から。
ライターは、ブライアン・K・ヴォーン氏。
アーティストは、フィオナ・ステープルズ氏。
発行はイメージ・コミックス社です。

さて、この作品を書くにあたり、ヴォーン氏は編集からの干渉を徹底的に嫌ったようです。
好きに書かせてくれることを条件に、書く。
日本人には、なかなか信じられない話ですが……。
とにかく、『サーガ』はそのような環境で作られているようです。

ジャンルはSFファンタジーとでもいいましょうか……。
宇宙船が出てきますが、魔法も幽霊もありです。
あえて言えば、『スター・ウォーズ』に近いですね。

舞台は、本星と衛星の間で長期交戦中の惑星「クリーブ」。
主人公は、一組の夫婦です。

アラナ

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主人公です。女性の有翼人。奥さんですね。
ちなみに、有翼人は惑星クリーブの主勢力です。

彼女は学校を中退後、徴兵されました。
そして、軍に刑務官として配備されます。
そこで、捕虜となっていたマルコと出会います。
12時間後、彼女はマルコと共に収容所を脱走し、即結婚してしまいます。

マルコ

saga_1.jpg

もう一人の主人公です。男性の有角人。旦那さんですね。
有角人は、月に住み、魔法を操る種族です。

彼は戦争において、歩兵として従軍していました。
その後、降伏して捕虜となります。
収容所でアラナに助けられ、共に脱走します。

そして、夫婦が隠れ家で、娘のヘーゼルを出産するところから、物語は始まるのです。

ヘーゼル

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アラナとマルコの娘です。
物語は、なんと彼女のナレーションで進行します。
姿は、有角有翼。目は緑褐色です。

角が生えてたり、羽がついてたり。このコミック、人間率が低いです。
次なんか、もっとヒドい!

プリンスロボットIV

image-comics-saga-5.jpeg

アラナ・マルコ追跡の責任者です。

頭部がテレビの形をしています。
惑星クリープは、この頭部モニター星人が支配階級としておさまっています。

なかなか捕まらない主人公夫婦に対して、彼は賞金稼ぎを送り込みます。

ウィル

フリーランスの賞金稼ぎです。
プリンスロボットIVの依頼により、マルコとアラナを追います。
巨大なメス猫と共に、行動しています。

saga4.jpeg

物語は彼らを軸に、夫婦の逃亡を描きます。
行く手は、山あり谷あり。危機また危機の連続です。
もちろん、それだけでも充分に面白いのですが、『サーガ』には、また別の魅力があります。

いろいろ、気が狂ってることです。

たとえば、コレ。

saga-tv-sex.jpg

「もっと深くぅ、あーん♡」
じゃねえよ! エロいようでエロくない!

一方で、賞金稼ぎの一人がこんなキャラクターです。

tumblr_m2cvkf9VDf1qjw1rjo2_1280.jpg

エロい……。
異様な色気ですね。確実に首を獲られそうです。

こんな感じで、いろいろ倒錯しているのですよ。
描写も、シナリオも。

xlarge.jpg

おい、プリンス……。
というか、このトイレ、仕切りが無いですよ。変!
ものすごく、生活感がない。

一方で、追われる夫婦は……。

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へその緒を、歯で噛みちぎる描写です。
「刀を使って!」と言われても、マルコはそれを拒否します。
とても野生を感じるシーンです。

その他、

Saga_4_Panel.jpg

売春街の入り口です。
こんなのが立っている所に、どんな気持ちで入っていくんだよ……。
悪夢的としかいいようがありません。
中はさらに悪夢なのですが、ネタバレは避けます。

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地雷で死んだ少女の幽霊です。
足がないどころか、何かはみだしています。
こういう描写も容赦がありません。

しっかりと、血は赤く描く。それが『サーガ』の表現です。

saga7.jpg

残酷なほど、美しい。
滑稽なほど、冷たい。

『サーガ』には、エロスとバイオレンス、そして笑いがギュウギュウに詰まっています。

しかも、物語はまだ序盤も序盤です。始まったばかり。
『サーガ(伝説)』というタイトルに、まだストーリーが追いついていません。
「赤ん坊による回想」という要素のみが、物語のスケールを表現しているだけなのです。

まだまだ、この伝説が続くかと思うと、ワクワクします。

IMG120661.jpg

以上、コミックス『サーガ』のレビューでした。

単行本は、日本のアマゾンでも買えます。
リアルタイムで追うなら、ブリスターさんでリーフも買えます。
もちろん、電子書籍でも買えますね。



少しでも、魅力が伝われば幸いなのですが……。
もっと、日本でも読む人が増えればいいなあ。
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